文也

2 飛鳥時代

山上憶良 庶民の生活を詠んだ万葉の歌人

山上憶良は奈良時代の公家で歌人です。 万葉集にもその詩が載る有名な歌人でした。 他の貴族があまり歌わないような庶民の生活の苦しさや家族の愛情を詠んだ詩が多いのが特徴です。 しかしその前半生は謎に包まれています。貴族の家に産まれながら貧しかっ...
2 飛鳥時代

大伴旅人 都を守る親衛隊長は酒と風流が好きな歌人だった

大伴旅人は飛鳥時代から奈良時代の公家で歌人です。 百人一首で有名な大伴家持の父親です。旅人は家持に比べるとあまり知名度はないかもしれません。でも元号の「令和」が大伴旅人の屋敷で行われた梅花の宴で詠まれたものなので注目されました。 しかし大伴...
4 平安時代

安倍晴明 平安時代最強の陰陽師の本当の姿とは

安倍晴明(あべの せいめい、はるあきら)といえば最も有名な陰陽師です。 漫画やドラマ、小説などで有名になりました。しかしドラマや漫画で描かれる清明は若い頃から優秀な陰陽氏として活躍するイケメンとして描かれます。しかし実際の清明は40歳を過ぎ...
3 奈良時代

井上内親王 怨霊になって桓武天皇を呪った?悲劇の皇后

井上内親王は奈良時代に生きた聖武天皇の娘。桓武天皇の父・光仁天皇の皇后です。 斎王となり伊勢神宮で仕えていましたが斎王を引退後。白壁王(後の光仁天皇)と結婚。酒人内親王(さかひとないしんのう)、他戸親王(おさべしんのう)の二人の子供を出産し...
4 平安時代

菅原道真 学者から政治家として異例の出世をした人生

菅原道真は学問の神として有名です。でも実在の人物としてはどのような人だったのでしょうか。 道真は平安時代の初期に生きた学者であり政治家でした。 自らの才能と宇多天皇の信頼により、家柄以上の出世をして朝廷の中心にいました。しかし高すぎる出世は...
4 平安時代

讃岐院・流罪になった崇徳上皇の生活とその最期

崇徳上皇は保元の乱で後白河天皇に敗れ、讃岐国(香川県)に流されました。 「崇徳」という諡は死後、怨霊騒ぎが始まって付けられた名前です。それまでは流刑地の讃岐の地名をとって「讃岐院」と呼ばれていました。 この記事ではわかりやすさを優先し崇徳上...
3 奈良時代

和気広虫・日本初の孤児院をひらいた慈悲深い女性

和気広虫(わけのひろむし)は法均尼(ほうきんに)ともいわれます。 弟の和気清麻呂の方が有名かもしれませんが、清麻呂よりも先に出世して宮中で高い地位についた女官です。 日本で初めて孤児院を開いた人物ともいわれ、災害や戦乱で親を失った多くの子ど...
3 奈良時代

和気清麻呂・道鏡に抵抗した地方出身の役人

和気清麻呂は道鏡の皇位簒奪を防いだ人物として知られています。「皇位を皇族以外の者に継がせてはいけない」という宇佐八幡の神勅を持ち帰りました。 称徳天皇の怒りをかって左遷されるのですが、その後復帰します。 桓武天皇に仕え長岡京遷都や平安京遷都...
4 平安時代

源博雅は平安時代に活躍した音楽家

源博雅(みなもと の ひろまさ)は平安時代の公家で音楽家です。 映画やドラマになった夢枕獏原作の「陰陽師」に登場する人物としてのイメージが強い人も多いのではないでしょうか。 「陰陽師」では笛の名人として登場する博雅。現実にも楽器の演奏では優...
4 平安時代

空海:唐の都長安で密教の教えを授かる

延暦23年7月6日(804年)。空海を乗せた遣唐使は九州の田浦を出発。 空海は大使の藤原葛野麻呂とともに第一船に乗りました。第二船には最澄も乗っていました。第一船にには橘逸勢(書家)もいました。 後に日本仏教を支える二人の人物が同じ遣唐使に...
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